手術のご案内SURGERY / TREATMENT
リゾトミーとは
リゾトミーとは、変形した椎間関節に入り込む痛みを過敏に感じる状態となった知覚神経の枝をラジオ波という高い周波数で発生する熱で焼灼し、神経の過敏状態(痛みを感じやすくなっている状態)を治す手術です。
背骨の後ろ側には背骨が動くための重要な「椎間関節」という関節があります。椎間関節は加齢や、運動や衝撃など腰に負担をかけることによって変形が生じます。変形が生じると椎間関節は知覚神経という痛みを感じる神経を増殖させてしまいます。すると痛みを過敏に感じる状態となってしまい、これまで以上に痛みを感じるようになります。これを疼痛過敏症といいます。
疼痛過敏症により腰痛症状が辛く、保存的治療を行っても効果がない方がこの手術の対象となります。 椎間関節の変形が複数カ所にある場合でも、局所麻酔下で同時に行えます。皮膚の傷は、複数個所を行う場合でも3mm~5mm程度の筒のサイズの傷が基本は片側1〜2つだけです。傷を縫う必要がなく医療用のテープでとめるだけで済む傷の大きさですので日帰りで行う事ができます。
手術後は1時間程度ベッドで休んでいただいた後、ご帰宅することが可能です。手術の後には、痛み止めと抗生剤の処方をしておりますので、傷口の痛みを感じられる場合にはお薬を飲んでいただいています。
手術風景
正常な椎間関節
知覚神経が増殖した椎間関節
ラジオ波を照射し、増殖した過敏神経を焼灼している画像
リゾトミー使用器械と鉛筆の比較写真
注:鉛筆は大きさの比較のためにおいてあります。
手術のリスク・副作用等について
- 術後血腫
- 感染
- 神経損傷
当グループではこれらの可能性を低減するべく、リスク管理の徹底、治療機器の開発、診断機器の導入、技術の研鑽を行っております。手術に関するリスクについても詳細に説明いたしますので、ご心配事は当院医師にご相談ください。
手術費用
- リゾトミーは自由診療です。65万円(税込71万5千円)かかります
- 手術費用には術後1か月間の検査代、診察代が含まれています